メールでやり取りは日に2回あったのだけれど。。
それでも物足りなかった。
日に2回と言ってもひとくくりにできない。
LINEのような短文もあれば、長文の濃厚な内容もある。
Tさんは前者で、「おはよう」「おやすみ」のあいさつ文にプラス天候の話。
「暑いね」「雨だね」みたいな。
こちらからは、一日の出来事、楽しかったこと面白かったことなどを拾い集めて書いていた。
重くならないよう、気を付けて。。
そのメールに対しての返信って、感想やアドバイスなど、書けること沢山あると思うんだけど。。
でも、Tさんからは、それに対する感想は全く返ってこなかった。
「ちゃんとTさんにメール届いてるんかな?読んでくれてるんかな?」
「私、もう飽きられてるのかも?」
そう思った。
日に2度のあいさつメールは、次逢ってセックスするためにつなぎ留めておく手段なのか。
そんな風にどんどん私は卑屈になって嫌な女、醜い女になってしまう。
彼は、もう私とのやり取りは面倒で飽きたけど、セックスする相手は手放したくなかったのだろうか?
それって、単なるセックスフレンドってやつやん。
元々彼からすれば私はセフレだったのかもだけど、私は会えない日もメールで熱々でいたかったんだ(*’ω’*)
そんな時、PCMAXのサイトで別の人とやり取りを始めてしまった。
だって寂しかったんだもん。
これって二股なのか三股なのか。どっちでもいいか。
その男性とは、メールが楽しくてお会いすることになった。
デートしてそのままホテルにも行ったが、やっぱりSさんが好きでセックスは拒んで逃げて帰った。
あまり私が嫌がるから、おちんちんが立たなくなったらしい。。
オナニー見せつけられたけど。。
でも、無事帰れて(無事なのか?)よかった。
最初から二人の想いはすれ違っていたのかもしれない。

次、彼に逢ったら、それで最後にしよう。
しれっと私はそう思った。
そっけないメールをもらっても嬉しくない。
忙しいならまだしも、PCMAXのサイトには勤務時間中でもたびたびログインしてる彼。
しょっちゅうログインしてる。
なんて奴だ。。
それをチェックするために私もログインしてるけど(*’ω’*)
あぁ、なんて嫌な女、自己嫌悪と時間の無駄使い。
もう、次の相手を探してるとしか思えない。
不倫とはいえ、私は恋愛がしたかった。
次で最後にしよう。
彼とのもやもやを押し殺して、そんなこと忘れたふりしてもう一回セックスしよう(*’ω’*)
そして、彼からのお誘いがあったので逢うことにした。
最後の逢瀬
2月だったのでバレンタインのチョコをプレゼントよう。
そして、その日がやって来た。
カフェで待ち合わせして、
「何食べたい?」
と聞かれたので
「お好み焼きが食べたい」
そう言った。
食欲なんてなかったので、シェアして食べれるお好み焼きは、それを悟られなくて済むと思ったから。
生ビールはガンガンのんだけど(*’ω’*)
お会計は、いつも彼が払ってくれる。
今回は、
「いつも払ってもらってるからここは。。」
と言って、私が清算した。
「この恋も今日で清算よ。。」
そう心でつぶやいた。
そのまま店を出ると、無言で当たり前のようにホテルに直行された。
いつもの行為。
思いのほか、最後だと思うと私はすごく興奮した。
「今日はすごいね。誰か別の男と練習してきたの?」
そう彼はぐったりしながら言った。
よくもそんなこと言えたもんだ。
私は笑顔で
「そんな事あるわけないやん、意地悪。」
そう言ってベッドで甘えたふりしてたけど、
いつもならそのままゆっくりベッドで触れ合って過ごすのに、
彼はサッと起き上がってシャワーに向かった。
ささっと着替えて。
私も慌ててシャワーして服を着た。
ホテルを出る前、用意してきたチョコを
「これ。。バレンタインのチョコだよ」
と言って彼に渡した。
「そう、ありがとう」
彼は目も合わせず、そうひとことだけ言って自分のバッグに仕舞い込んだ。
ホテルから出てすぐの角で、
「じゃぁ、今日はここで」
と言って彼はわたしに背を向けて駅に向かっていた。
私は、彼が見えなくなるまで見届け,ぶらぶらしていろいろなこと考えていた。
メールもそっけないけど、逢う度にセックス以外は素っ気なくなってきてる。
背が高くて、優しい人、家庭円満で、エリートと呼ばれるようなそんな彼。
そんな外面の彼と一緒にいる自分を私は好きだっただけなのかな。
最初の頃は私のことを大事に思ってくれてたように見えたけど。
釣った魚的な?、そんなのやっぱり嫌だ。
私にも非があったのだろうけど。
さぁ、なんて言ってお別れしよう。。
そんなモヤモヤさせるTさんと出会ったサイトはPCMAX です。

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